なすボンのカブ魂

わたくしなすボンがカブについてうんちくを語ります。
株の利益ってどこからくるの?

ライブドアショックより株式市場がつまらなくなったのと
オリンピックに夢中になっていたので、ブログの更新が
全くできてませんでした。

さてさて、今年はともかく昨年は相当な上げ相場に乗っかり
そこそこ利益が出ていました。
株で利益が出たときいつもとっても不思議な感じがするんです。
普通「儲ける」っていうことは体を動かして働いた「対価」として
お金を受け取りますよね。しかし株の場合はパソコンの画面で
ピッポッパですぐ儲けになります。
(もちろんその逆で損することもありますけど)

いったいこの儲け分は誰が出してくれているの?
どこからでてくるの?

その答えはライブドアショックの時に身をもってわかりました。
つまり最後に損した人(ババをつかまされた)からもらった
ものだったんだと。

株を売るということは必ずその株を買ってくれる人がいたということに
なります。
例えば1番目に売った人が利益を得ました。しかしその株を買った
2番目の人も高く売れたとします。次に3番目の人がかいますが
1番目と2番目の人が得た利益を3番目の人が負担して
株は買われていきます。これは株価が右肩上がり
の場合は誰も損はしないことになります。しかしいつまでも右肩
上がりでいられるわけもなく、ライブドアのように突然暴落した
時は、ちょうどそのときに持っていた人が大損してその損失が
過去に儲けた人のお金となるわけなんですね。

ライブドアの場合はグループで数千億もの時価総画が
失われたことになり、大勢の方が相当な損失を被りました。
儲けた時はこのお金はどこから出てくるのだ?と思われたでしょうが、
逆にオレの金はどこに消えたんだと思われるかもしれません。

その答えは「造幣局」みたいにお金(株券)を印刷しまくって
たくさんの会社を買収したり、社長を始め一部役員の豪遊した
お金と消えてしまったわけです。

ライブドアの場合は会社買収のために現金を使わず自社株で
買収していました。その自社株は派手なパフォーマンスと
株式分割により大量にいくらでも増やすことができたのですから
ホリエモンにとっては打ちでの小槌みたいに思ったかも
しれません。しかしそんな仕組みが通用するはずもなく、
結局そのツケは暴落して損失を被った人達にまわってきたわけです。

ホント株というものは怖いものです。
くれぐれも無理のない範囲で取引をした方がいいと思います。




writer : なすぼん | - | comments(2) | trackbacks(0) |





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